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今さら聞けない保険の話、保険の種類について ~損害・傷害保険編~

これまで「生命保険」「医療・ガン保険」について考えてきました。

今回は、これまでの2種類の保険のように身体に関わる保険だけではなく、より身近な日常の生活の中で生じる可能性があるリスク、例えば自動車やバイク、家などのモノや財産、さらには日常のケガなど、偶然のリスクによって損害を受けたときに備える「損害保険・傷害保険」について考えましょう。

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損害保険とは

「損害保険」とは、自然災害や火災、交通事故やケガ、盗難など、生活上で起こる予想できないリスクによって生じた損害を補償してくれる保険です。

損害保険で支払われる「保険金」は、一定の金額が支払われる「生命保険」とは異なり、損害額によって支払われる金額が変わる「実損払方式」が中心となっているのが特徴です。損害保険にはさまざまなリスクに合わせ幅広い商品があります。

今回は、そのなかでも私たちの日常に関わる可能性が高い「自動車」「住宅」「傷害」の3つのジャンルについてご紹介しましょう。

自動車保険

今さら聞けない保険の話、保険の種類について ~損害・傷害保険編~

ひとことに「自動車保険」といっても、大きく分けて2種類あります。一つは、法律で加入することが義務付けられている「自賠責保険」と、もう一つは個人で加入する「任意保険」です。一般的に損害保険会社で加入する「自動車保険」といえば「任意保険」のことです。

どうして「任意保険」に加入するの?

交通事故の死亡・後遺症賠償額は、時に非常に高額になります。たとえば、平成23年11月1日に出た横浜地裁の判決では、41歳の眼科開業医を死亡させたタクシー運転手に対して5億843万円の賠償金の支払いを命じています。

交通事故の賠償金額は、被害者の年収や年齢、後遺症状態などが基準となって判断されます。このケースでは、被害者が高額所得者であったために、賠償金額も大きくなったものです。

驚きの賠償額ですよね? ところが、強制的に加入している「自賠責保険」では、交通事故被害者の身体に対する最低限の補償しかなく、相手が死亡した場合に上限3,000万円、後遺障害が残った場合でも上限4,000万円に定められていて、それを超えてしまった場合は自己負担になります。

さらに、相手の車やモノなど自分の車をぶつけて破損してしまったものに対する補償がありません。

さすがに何億という賠償額になるケースは少ないかもしれませんが、近年自動車事故による死亡や賠償金額が年々高額化してきているために、強制加入の自賠責だけでは到底間に合うものではなくなってきているのが現状です。このように自賠責ではカバーできないさまざまな損害を補償するために任意保険に加入する必要があるというわけです。

任意の自動車保険では「人身事故の際の補償」「対物事故の際の補償」さらには「運転者や同乗者に対する補償」「自分の車に対する補償」など、さまざまなリスクに備えることができます。特に高額な賠償が求められる「対人賠償補償」には補償を「無制限」にしておくことをおすすめします。

ただ、保険料は加入する人の年齢や車種、「等級」と呼ばれる無事故期間など、さまざまな条件が組み合わされて決定されるため人によってかなりの差が出てきます。「対人補償」「対物補償」以外の補償は家計と相談する必要があるかもしれません。

火災保険・地震保険

今さら聞けない保険の話、保険の種類について ~損害・傷害保険編~

火災保険

「火災保険」と聞けば火事で家が燃えたときに役立つ保険、というイメージがあるかもしれませんが、実際は火災の時だけに補償されるものではありません。台風による被害や洪水、落雷といった自然災害や、配水管のトラブルによる水濡れ、さらには空き巣に入られるなどの盗難などによって、「建物」や「家財」などに生じた損害にも備えることができます。

この時に注意が必要なのが、補償範囲が「建物」だけなのか、または「家財」も含まれているか、というところです。

もし契約時に「建物」のみの補償で「家財」が含まれていなければ、火災で建物が焼失してしまった場合、建物については補償されますが、家具や衣類、日用品や電化製品一式などは自分で買いなおさなければいけなくなるというわけです。そこで、火災保険に加入する際には「建物」と同時に「家財」も加入しておくことをおすすめします。

地震保険

「火災保険」は火事で家が燃えたときに備えるための保険だと書きましたが、「地震」を原因とする火災や、その他の損失について補償してくれません。

そこで、「地震」による建物や家財についての損害に備えるために加入するのが「地震保険」です。ただ、「地震保険」は単体で加入することができない保険なので「火災保険」とあわせて加入する必要があります。

「火災保険」にしても「地震保険」にしても、自分の住まいが賃貸か持ち家か、単身世帯かファミリーか、など自分が置かれている状況や必要な補償範囲は個々のケースによって異なることでしょう。家計や状況に合わせて上手に選ぶといいですね。

傷害保険

今さら聞けない保険の話、保険の種類について ~損害・傷害保険編~

「傷害保険」とは、日常生活の中で生じる「急激」かつ「偶然」な「外来」の事故によるケガを補償するものです。

つまり、家の中や家の外、職場や旅行中など、あらゆる状況で生じる突然の事故によるケガで入院や通院、死亡した場合に対する損失を補償してくれる保険です。例えば、「料理中のやけど」「散歩中に犬に咬まれた」「スポーツをしていてケガをした」などさまざまなケガをカバーしてくれます。

「入院や通院、死亡に対する補償」と聞くと、「医療保険と変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、「傷害保険」はケガを対象にした保険であり、病気による入院・通院・死亡は対象とされていないので注意が必要です。

傷害保険のメリットとしては、健康審査が必要な「医療保険」と比較して、簡単な告知で加入することができるので、健康面で不安に感じている人でも入りやすい、ということです。

また、「医療保険」は年齢に合わせて高くなるのに比べ、「傷害保険」では年齢による差がない、またはあっても少しだけです。「医療保険」と「傷害保険」の違いを知って、上手に使い分けるのもいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は私たちの普段の生活に大きく関わりのある「損害保険」について考えました。

この記事では「自動車」「住宅」「傷害」の3つをご紹介しましたが、それ以外にも「旅行保険」や「レジャー保険」、「個人賠償責任保険」など数多くの保険があります。

各保険会社は、考えられるさまざまなリスクに対して「保険商品」を販売しています。ただ、リスクが心配だから・・・と、すべての保険に片っ端から加入していては経済的に苦しくなるばかりです。自分に本当に必要な保険を見極めて、予算に合わせた保険選びをしたいですね!