モナコインはなんといっても日本初の仮想通貨として誕生したところが最大の特徴です。日本最大の匿名掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)が誕生しました。
モナコインは日本発祥の仮想通貨
2ちゃんねる初期から掲示板の代表的なAA(アスキーアート)の猫「モナー」が名前の由来となっています。
この仮想通貨の取引所として、日本では最大級の取引所であるテックビューロ社に数えられる、Zaifが2017年の10月までトレードをしていました。
さらに、同10月に大手取引所であるbitFlyerがトレードを取り扱うことにより、急激に高騰始めました。
この頃は、仮想通貨ランキングでは50位以下だったモナコインが、20位も狙える位置にまで上がった事もありました。
モナコインの特徴
モナコインは、ビットキャッシュと同じPSPという、自律分散型の情報を管理するシステムを採用しています。
PSPというのは、通常データーを提供するサーバーとそれにアクセスしデーターを求めるサーバーという2つの地位が存在します。
PSPは対等の立場で通信相手がデーターを保持し、どちらかがクライアント、サーバーという立場に固定される事がないのです。
取引のデーターは暗号化され、「ブロックチェーン」でマネージメントされます。
ですから、銀行、証券会社などのような決まった管理機関がないので、権限が1つの場所に集中する事がないのです。
クリエイター支援としての使い方
その代わりにユーザー同士でマネージメントする構造を構築しており、「分散型取引台帳」とも言います。モナコインのそもそもの誕生目的は、クリエイター支援にあります。
気にいったクリエイターに資金を投資した、クリエイターに直接お金が入る仕組みにしたいといった事から誕生しました。
この、自分が好きな作品の製作者にお金を直接与える行為を“投げ銭”といい、コインの名前から“投げモナ”と呼ばれるようになりました。
今では、作品の製作者に対してモナコインを寄付する行為を“チップモナ”と呼び、元々のコイン誕生の意義を果たしていると言えます。
モナコインのメリット
モナコインのメリットとしては決済スピードの速さ(承認時間)が速い所にあります。独自のシステムにより、ビットコインのブロックチェーン簡略化に成功しています。
ビットコインの承認速度はおおよそ10分かかるのに対して、モナコインは僅か90秒ほどです。さらにはコインの送料がほとんどかからないなどのメリットもあります。
モナコインのデメリット
デメリットはどの仮想通貨にも共通して言えることかも知れませんが、確実性に欠けるというところです。常に速いスピードで変動し続けるため、いきなり価値が0円になっていたなんて事もありえます。
また、ハッキングによる盗難の脅威にも常に晒されている事にも、注意しなくてはいけないのです。
ですがこれは、仮想通貨全般に言えることなのでモナコインに限ったことではないです。
仮想通貨全般に言える事と言えば、株式と違い、まだまだ決済の手段がそこまで広まっていない、扱っている店も少ないといった理由もあげられます。
モナコインの普及は早く、近年では秋葉原のPCショップやネット商品を購入する際の決済にも利用されるようになっています。
2ちゃんねる発祥というと悪いイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、日本初の仮想通貨として今後もっとも注目すべき仮想通貨になります。
コメント