老後の資金っていくらくらい?いつから準備を始めるべき?

老後の資金っていくらくらい?いつから準備を始めるべき?

最近、雑誌やインターネットなどで「老後のためにお金を貯めよう」とか、「ゆとりある老後を送るために・・・」などの記事を見かけることはありませんか? 

近年の「年金への不安」や「物価の上昇」などを受けて、老後の資金は自分で用意しておくと安心ですね。

ただ、まだ独身の女性の人や、結婚して子育てに奮闘しているママさんにとって「老後の資金」というのは漠然とした不安でしかなく、ピンとこないかもしれません。それでも、そのまま何となく年を取って後で慌てることになっては困ります。

そこで今回は、「老後に必要な資金はどれくらいなのか」「いつから用意すべきか」についてご紹介します。

老後の資金はいくらくらい必要?

老後の資金っていくらくらい?いつから準備を始めるべき?

ひとことに「老後に必要な資金」といってもさまざまなケースがあるので、ひとくくりに「○○万円」だと決めつけることは不可能です。

例えば、持ち家があるのか賃貸か、退職金の有無、サラリーマン世帯か自営か、老後にどんな暮らしがしたいのか・・・など、必要な資金は状況によって異なってくるからです。

そこで目安になるのが、以下に挙げられた老後の生活費の平均的な金額です。

高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)についてみると,実収入は213,379円で,前年に比べ名目2.9%の増加,実質1.9%の増加となった。また,可処分所得は181,537円で,名目2.0%の増加,実質1.0%の増加となった。
一方,消費支出は243,864円で,名目1.8%の増加,実質0.8%の増加となった。平均消費性向は134.3%で,前年に比べ0.3ポイントの低下となった。

出典: 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)―平成27年(2015年)平均速報結果 

つまり、この統計からすると、年金などの実収入が21.3万円なのに対して、支出の方は24.3万円ほどかかるというわけです。

このように、平均的な夫婦の場合では公的年金や企業年金などの収入よりも、生活費や医療費、社会保険料の支出が上回るため、不足する部分は貯蓄を切り崩すか仕送りを受けている現状が分かりますね。

ところで、ここであげられた「生活費24.3万円」というのは、必要最低限の生活費だといわれています。実際、せっかく忙しい会社生活から解放されて、ようやくできた自分たちのために時間ですから旅行したり趣味を楽しんだり・・・ゆとりを持ちたいものですよね。

できればこの生活費に加えて月々10万円ほどの余裕を持てるのが理想です。この部分は自分がどのような老後を送りたいのか・・・という計画にあわせて資金を蓄える必要があるというわけです。

老後までに必要な資金を簡単に算出する方法

老後の資金っていくらくらい?いつから準備を始めるべき?

先ほどの総務省統計局による平成27年度の家計収支報告を参考にし、平均的な高齢夫婦世帯の日常生活費24.3万円(年間291.6万円)に、ゆとりをもって月+10万円の合計34.3万円(年間411万円)、公的年金・企業年金などによる平均収入額は21.3万円(年間255.6万円)だとしましょう。

仮に、夫婦が65歳から85歳まで生活するとして計算するなら・・・

老後の生活費(411万円×20年=8,220万円)-年金予想額(255.6万円×20年=5,112万円)
=3,108万円  ※さらに退職金があれば差し引くことができます。

これらの計算はあくまでも平均ですから、国民年金か厚生年金か、それぞれの家計の状況、持ち家か賃貸かなど、考慮する要素はそれぞれ異なります。自分たちのケースに合わせて計算することが大切です。

最近では、ネットで調べたり、ファイナンシャルプランナーなどのプロに気軽に相談できたりする窓口などもあるようです。参考にするといいですね。

いつから準備すべき?

老後の資金っていくらくらい?いつから準備を始めるべき?

ここまで老後の資金について読んでみて、「老後も心配だけど、今の生活がいっぱいで経済的に余裕なんてない」と思う人も多いことでしょう。

実際、独身の女性にとって何十年も先の生活はまだイメージしにくいでしょうし、結婚して子育て中のママにとっては、毎日の生活費やマイホーム購入、教育資金のほうが気になって老後のことまでは考える余裕がないかもしれませんね。

では、いつから老後の資金を備えればいいのでしょうか。

理想は、住宅ローンや教育資金の用意をして、40代後半から50代前半くらいから始めるのがベストだといわれています。つまり、そのために今のうちから、計画的にお金のムダを省き、少しでも早い段階で老後に備えることが大切なのです。

資金の準備が遅れると後になって慌てて貯めようとしても大変です。

近年になって厚生年金の支給開始年齢の引き上げや、物価や税金の問題など、お金を取り巻く状況は年々厳しくなる一方です。少しでも早いうちに老後資金を準備し始めるようにしたいですね。

不安の要因をハッキリさせることから始めよう

いかがでしたか? 「老後に対して不安を感じる・・・」という場合、何をすべきかがハッキリしないために漠然とした不安を感じることが多いようです。

今の状況でできることは限られているかもしれませんが、自分の描く将来にお金を必要とするどのような状況が考えられるか、長い目でライフステージを見るように心がけましょう。

現在の生活を考えるだけでなく将来をしっかりと見据えた資金計画を立てることによって、安心して老後が過ごせるようにしたいですね。

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